アグリ018;大学者・林先生の巻
身内アグリコラの記録。
アグリ018;3人戦2番手スタート、9-7ドラフト。
http://www.boiteajeux.net/jeux/agr/partie.php?id=2667413
なお、サブタイは思いついた時だけ付けるルールである。
ドラフト1巡目
進歩:露店、石臼、パン焼き部屋、手挽き臼、【林】、酪農場、穀物の束、牛車、寝室
職業:建築士、メイド、鋤鍛冶、改築屋、井戸掘り、レンガ大工、精肉屋、有機農業者、【執事】
職業が弱い……じゃあ進歩はというと、進歩も弱い………
ショックのあまり、おれの手番でドラフトを3日くらい止めてしまった。
悩んだ結果の進歩は、【自分で出しても強さがわからないけど、人に出されるとすげームカつく小進歩ランキング】第1位の林を選択(2位以下は未定)。
職業はたぶん鋤鍛冶だと思うんだけど、しかし林を出すならば、他のプレイヤーの木材を減らすべきだ、と考えて執事を選択した。
ドラフト2巡目
進歩:パン焼き暖炉、レタス畑、【村の井戸】、かめ、酒場、パン焼き棒、脱穀棒、木の宝石箱
職業:大学者、パン屋、肉屋、レンガ運び、柵運び、【ブリキ職人】、小農夫、種屋
種屋があって、パン焼き棒や脱穀棒があれば、パン焼きで食べることができそう。しかも、コストは重いものの、パン焼き部屋にパン焼き暖炉もある。
パン焼き棒あたりをピックしたいところだが,しかし、1巡目に井戸掘りを見てしまった。つらいが、村の井戸とブリキ職人を取らずに流すわけにはいくまい。
そんなことより、ここでおれはピカーーと閃いた。大学者-林である。
2番手スタートの自分、1番手は初手木3だろうから、自分の初手で職業執事を出せるだろう。
1番手が2手目にスタピをとり、自分の2手目は、2飯職業で大学者!
そして2R初手に、1番手が葦2または無料職業を選んだところで、おれがスタピ林!
全員がゲェーーーッていう顔で木3をとれずに立ち竦む姿を尻目に、3R初手にゆうゆう木6に入るのである。
すばらしい、完璧なプランじゃないか。おれは勝利を確信した(※なお、書いてはいないが、ドラフトの直後は、だいたい毎回勝利を確信している)
ドラフト3巡目
進歩:撹乳器、レンガ道、【はしご】、堆肥、葦の交換、耕運鋤、ヴィラ
職業:陶工、レンガ貼り、てき屋、石工、【水運び】、梁打ち、資材商人
進歩ははしご、職業は水運び。選択の余地はない。
と、自分では思っているが、進歩はともかく職業は果たしてどうだったか。
村の井戸、ブリキ職人、水運びと見えてしまっては、まず間違いなく井戸掘りはカットされるだろう(うっかり流れてこないかな、と願っているけど)
すると、水運びは機能しないかもしれない。対して他の職業だが、たとえばてき屋は先にみえた種屋と重ねがけされるとすごいことになるからカットしたほうがいい気がするし、資材商人も単独で強いから取っておきたい。
とはいえ、井戸掘りをカットした誰かが、ウヒョーーーーって言いながら井戸・水運びを並べる姿を見たくないし、…うーん。どうだろうか。
ドラフト4巡目
進歩:露店、石臼、パン焼き部屋、×手挽き臼、酪農場、【穀物の束】、牛車、×寝室
職業:建築士、メイド、【鋤鍛冶】、改築屋、×井戸掘り、×レンガ大工、精肉屋、有機農業者
進歩は、絶対パン焼きするマン(←絶対にパン焼きをするプレイヤーのこと)対策で石臼をカットしておきたいところだけど、しかしここは単に軽いスタピ材がほしい。ので、穀物の束を選択。
職業は、初手で迷った鋤鍛冶がまだあったので、それを。とはいえ、ブリキ職人をとったので、今となってはレンガ大工のほうがよかったのだけど。果たしてカットされたのか、それとも誰かが自分で使うために取ったのか。
ドラフト5巡目
進歩:パン焼き暖炉、×レタス畑、×かめ、【酒場】、パン焼き棒、脱穀棒、木の宝石箱
職業:【大学者】、パン屋、肉屋、×レンガ運び、柵運び、小農夫、×種屋
パン焼きが強そうな場なのに、まだパン焼き棒と脱穀棒が生きていた。そろそろカットしておいた方がよさそうではある。しかし自分で使えないカードをとるよりも、酒場のほうがきっと強いはずだ。
考えるに、村井戸・ブリキ・水運びをとったので、どうにかして井戸を出したい。すると、石は貴重だ。
井戸をとって、さらに石の家に改築すると合計で7石は必要になる。しかし、石の家への改築をあきらめて酒場を出せば、石は5つで済む。石家をあきらめた分は、酒場で4点(カードそのものの2点と合わせて6点)も稼げば、充分に補てんできるだろう。
職業の方は、予定通り・計画通りの大学者。これで、林先生のスタンバイが整った。
ドラフト6巡目
進歩:撹乳器、×レンガ道、×堆肥、【葦の交換】、耕運鋤、ヴィラ
職業:陶工、【レンガ貼り】、×てき屋、石工、梁打ち、×資材商人
レンガ大工、レンガ運びととられているのにレンガ貼りを流すわけにはいかない。まあ、陶工は確実に取られてしまうのだけど。レンガ道もすでにとられているのだけど。今さらもう手遅れかもしれないのだけど。
進歩は、はしごを持っているので、今以上に場の葦を楽にさせないよう、葦の交換を選んだ。
ドラフト7巡目
今さらながら、ドラフトでヴィラ、木の宝石箱と見たので、多軒増築されたらかなりヤバい。本当に今さらなので、もはやどうしようもないが、自分で執事を出す以上、ロンゲスト・ルーム(違う)だけは譲れない。はしご・林でどうにか5軒建ってくれという願かけで、建築士をとった。
後から考えると、有機農業者も悪くないが、「うまくいけば」建築士はレン家1軒の1点+執事の3点をもたらして、4点行動。有機農業者は、がんばって2点行動ぐらいか。いや、「がんばって」じゃなくて、家畜を「がんばらなくて」、か? ……ともかく、建築士の方が得点の期待値は高い。気がする。
最終
進歩:パン焼き部屋、村の井戸、林、はしご、葦の交換、酒場、穀物の束
職業:大学者、建築士、鋤鍛冶、レンガ貼り、水運び、執事、ブリキ職人
初手がいまいちで、お仕事(他のプレイヤーに対するカット)もほとんどしなかったけど、そこそこ戦える手になった。
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結果は45点1位。
1Rは、計画通りに執事、大学者と出す。
2Rまでに大進歩、羊とめくれたので、初手は林よりも、羊飯のためのレンガ2をとる。その後,運よく,まだ2手目にスタピがあいていたので、そこで林を出すことができた。かまどを確定させながらの林だったので、当初の想定よりも強かった。
3R以後は、林で他のプレイヤーの動きを牽制しつつ、自分で積極的にスタピをとって、木6に入る展開。
今回の林は本当に強かった。
初手の執事が、林のコストである木材をもたらしたこと、さらには大学者が職業2枚分になったことで、林プレイまでの手数を2圧縮。超序盤から林を出すことができたおかげで、他のひとのイチゴ集めや屋根がけの効果が、大幅に減ぜられた。
あと、はしごもいいサポートになった。もともとはしごは強いけど、今回は林で木6連打できたことによって、はしごとのコンビネーションで多軒増築が可能になり,序盤に職業を重ねて出遅れた分を取り返すことができた。
終わってからドラ1を見返すと、「林-執事」のピックは悪くなかったなあ、と。その後の大学者や林がなかったとしても、これでよかったんじゃね、という気がしている。
なお、林は【自分で出しても強さがわからないけど、人に出されるとすげームカつく小進歩ランキング】第1位からは陥落。ただし,2位以下を考えていないので1位は空位で、暫定1位みたいな扱いである。1位にふさわしいクソカードの登場を、切に願う。